2008-01-01から1年間の記事一覧
鳩を飼っているよ、時々籠から出して、ちょっと首を絞めてやると、あいつら目を細めて喜ぶんだぜ。あんまり嬉しそうにするから、こっちも段々本気になっちゃって、もう5羽くらい、殺したかな。
聴く者のいない朗読会 観客のいないコンサート拍手!
記述の欲望だけがあり、とても疲れている。書かねばならぬこと、書きたいと思っていること、いろいろあるが、とても疲れている。
白茶けた視界。私は寂れた温泉街の半ば廃墟のような巨きなホテルのロビーにいる。ロビーといってもむやみに広い長方形の空間に3脚ほど丸い椅子が作りつけてあるだけで、フロントがある訳でもなく、私の他には全くひと気がない。奥まったところにエレベーター…
過去へと下ることでみずからを現代の風景のなかに叩き出し、四方八方さらには自分自身にさえも否!を突き付けることだ。その途上にあって、私はもっといろいろを識らなければならない。自分自身をどこまで追いつめられるかというかけひき。/ 「貴様らは人間…
いつも なにもない。
すなわち苦行。
暗室 白黒写真が宙吊りに揺らめいている マッチを擦り火をつける 燃えない もう一度火をつける 燃えない 宙吊りされているのは私であって セルフ・ポートレイトのなかの私が 揺れているのだった 始めからなにもかもが失われていた*パノラマ→切り取られた遠…
詩に於いて藤枝静男『田紳有楽』のような表現を目指したい。
青白き夢、とは即ち"青白きインテリ"のことでもあるのですが。そんなことはさておき。 - 私の出身の小学校の屋上で知らないバンドが演奏している。ヒカシューと頭脳警察の曲を演っていた。校舎と校舎の間にある狭い中庭には学生たち(大学生くらいの年齢に見…
もはやコピペしかないのか? もはやセンスしかないのか? もはや再構築しかないのか?
私は行き詰まりたいのだと思う。 行き詰まるとはどういうことか。無論、現代の"閉塞"とはまったく別の意味での「行き詰まり」である。現代の閉塞とは「開かれている」がゆえの状況であるからだ。つまり、我々を取り巻くものごとが或る地点にまで到達し、成熟…
私は昭和が終った翌年、1990年に生まれた。平凡な家庭に育ち、これといった大きな問題を抱えることもなかった。しかし、私は本格的に文学というものに目覚めた頃から、いま生きている時代に妙な違和を感じるようになったのである。様々な思想や言説に触…